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SS.2 クロスオーバー 愛娘×八眷伝
これは、今よりも少し未来の話。
凌馬一行がとある遺跡にやって来たときの物語。
凌馬は、未探索の遺跡の調査をギルドより依頼されみんなを引き連れてこの場所へと来ていたのだった。
「これはまた随分と年代物の遺跡だな。」
凌馬はボロボロに荒れ果てた場所を見て、そう感想を呟いていた。
「そうですね。いつ崩れてくるか分からないから気を付けなくちゃ。ミウちゃん、あんまり離れないようにね。」
ナディはミウの方を見て、注意を促していた。
「うん、お姉ちゃん。あっ、あっちに何かあるよ。」
『ワン!』
ミウがなにかを発見したらしく、そちらに向かうとカイとソラも一緒について行く。
「ミウちゃん、危ないわよ。」
「ミウ、あんまり勝手なことをしたら駄目だよ。」
「はーい、ごめんなさい。」
ミウは凌馬とナディに謝りながらも、見つけた変な機械に夢中のようだった。
「どれどれ・・・。」
凌馬がミウの元に向かおうとすると、突然機械が光り出す。
ピカーーーー!
「ミウ!」
「ミウちゃん!」
光が収まると、その場からミウとカイとソラの姿が消え去っていた。
「凌馬さん!」
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