0人が本棚に入れています
本棚に追加
吐く嘘
いつの間にか覚えたよ
悲しい気持ちを閉じ込めること
泣きたい気持ちを押し殺すこと
希望の輝きを湛えてた瞳に
一滴の涙
頬を伝う前に思い出すの
気の所為だった
何かの間違いだった
私はそんなに……悲しくなんかない
掻き乱されて壊れそうな心の悲鳴も
胸を焼き焦がす切ない想いも
なかったことに、変えてゆく……
私はそんなに……願ってなんかいない
気の所為だった
何かの間違いだった……
昨日よりも「大人」になる為に
忘れてしまうための心の涙を落とす
最初のコメントを投稿しよう!