……空の果て

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……空の果て

安らぎの訪れるぬくもりに包まれて 理由なんてなにもなかった ただこのぬくもりに包まれていたかった 自然とからだが欲しがっているのね このぬくもりが与えてくれるものを知ってるんだよ 「好き」と「愛してる」のあいだで揺れ動くのは いつもこのぬくもりが教えてくれるから あなたの腕のなかに見つけたぬくもりは 私にとって唯一無二の「宝石」 幸せに包まれて空へ駆け上がっていくみたいな 最初で最後の願いをのせて駆け上がっていくみたいな 希望に満ち溢れるんだね 手につながれたあなたのこの手のひらを わたしもあたためてあげたいんだよ あなたの記憶の中に住む思い出に ひかりの粒が空から降ってくるはずだよ 姿をなくしてしまっても声をなくしてしまっても あなたに残したわたしのかけらの全てが これからもあなたをこのぬくもりで包み込むよ 傍にいて離さないよって言ってくれたこと このぬくもりに包まれていたこと…… 忘れないよ忘れないよ忘れないよ
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