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覆いかぶさってきた明久の目は、正常な状態ではないとわかるくらい劣情に揺らいでいた。後蕾に起立したものがあてがわれた刹那、ためらいなく押し入ってきた。
「あ、あ、あ、あああーーーーーっ」
感じたことのない圧迫感に、礼一は声を我慢できなかった。
けれど不思議と痛くはなかった。それどころか絶対入らないと思っていたのに太い杭を、雌化したそこはどんどん飲み込んでいく。
「すご……、礼兄の中、きもちいーー」
杭をすべて収めた明久は、感極まったように呟く。その感触を味わうように、ゆっくりと前後に揺すりたてた。
「やぁ、あーーっ、ぬいて、ぬいてーーひあっ」
軽く擦られただけなのに、あまりの気持ち良さに、ぽろぽろと涙がこぼれた。
「ごめん、止まんないーーっ」
腰を引き寄せられ抱き込まれるような体制になると、そのまま腰を打ち付けてくる。その動きにつられるように尻が揺れ、結合部は中から溢れでてきた蜜のせいで、ぐちゅぐちゅと卑猥な音をたてる。ただただ気持ちよくて、けれど同時に恥ずかしさが込み上げてきて、思わず目を瞑ってしまう。しかし何も見えなくなると、よけいに感覚がダイレクトに伝わってきて怖くなった。
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