最悪な日

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「あの...よかったら何ですけど」 「え?なに?」 名前でも聞かれるのか?っと思うジェジュンだったが、彼から出た言葉は思いもよらない言葉だった。 「俺の家で働きませんか?」 「.........は?」 思いもよらない彼の提案にジェジュンは少しの間をあけてやっと声を出せたが体は固まったままだった。そんなジェジュンの様子に彼は慌てて 「いえ、あの...聞けばご両親を早くに亡くされて一人暮らしが長いと仰ってたから...家事とかも得意なのかな?っと思って」 「そりゃ得意だけど...それが何か関係あるの?」 「実は...俺.......あ、一人暮らしを始めたところなんです!けどずっと実家暮らしで家の事は何もしたこと無くて。家事とか全然ダメで...教えてもらおうにも両親は共働きな上にほとんど海外で仕事してるんで...誰も頼れる人がいなくて...」 だから住み込みで俺の家で家政夫をして欲しいっと彼は言うのだ。 思ってもみなかった彼からの提案にすぐにでも飛びついてしまいたいぐらいだったが、ジェジュンにはいくつか...いや、かなり気になることがある。 それもそうだろう。何せ目の前の彼は自分よりも歳下だ。少し大人っぽくは見えるけど時々見せる表情や話した感じからまだ10代かもしれない。そんな彼が自分を雇いたいだなんて...。きっと学生であろう彼が自分に給料を払えるだけの稼ぎだってきっとないだろうと思うと...駄目だ...この子には頼っちゃいけない。困ってる人を助けたいという彼の気持ちはとてもありがたいが、この子には迷惑をかけられないと思ったジェジュンはその申し出を断ることにした。 「凄くありがたい話だけど...君に迷惑をかけられないよ...」 気持ちだけで充分だから。じゃあー、俺そろそろ行くねって特に行く場所なんてないのに、その場に居づらくて公園をあとにしようとしたジェジュンだったが.....
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