10人が本棚に入れています
本棚に追加
「大丈夫です、明日になったら、またいい考えが浮かびます。今日のところは、そうですねえ、明日考えることを箇条書きしてみたらどうですか。それからなら、きっと眠れますよ」
ミナは続けた。
「まず明日は、アークに手紙を書く。その内容を考えるのが一番ですね。 それから、異能制御の仕方について実践しながら考える。そして時間が余ったら、王城から持ってきた文書を読む。以上かな。じゃ、寝ましょうか」
「なっ、なんか、すごくすっきりしたねっ?すっきりしすぎじゃないっ?」
「そんなものですよお。さあ、もう部屋に戻りましょう?」
時計を見ると21時半ばだ。ミナに促されて立ち上がり、あてがわれた部屋に戻る。
ルークは、帳面に明日やることを書き付けて、それから寝台にもぐりこんだ。
横たわってみると、とても癒されるのが判った。
ルークは目を閉じて、明日のことを思ううち、深い眠りに落ちていった。
最初のコメントを投稿しよう!