幸せドーナツ

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「いや……何か……。今の職場に未練とか勿体無いとか思わないわけ?結構働きやすいし職場としては良い条件だと思うけど……」 「そんなの分かってる。でも、田野倉さんが傍に居ない方が私辛いもん!」 ……そんな変な事言った? 田野倉さんの顔がにやける。 「何か、それ滅っ茶殺し文句だな」 「きゃっ」 田野倉さんに急に押し倒されてビックリした私。その私の唇にキスが降る。 「じゃあ、さ。婚約祝いに……ても良い?」 彼の囁きに応える私の声も甘い。 「……バカ」
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