87人が本棚に入れています
本棚に追加
「いや……何か……。今の職場に未練とか勿体無いとか思わないわけ?結構働きやすいし職場としては良い条件だと思うけど……」
「そんなの分かってる。でも、田野倉さんが傍に居ない方が私辛いもん!」
……そんな変な事言った?
田野倉さんの顔がにやける。
「何か、それ滅っ茶殺し文句だな」
「きゃっ」
田野倉さんに急に押し倒されてビックリした私。その私の唇にキスが降る。
「じゃあ、さ。婚約祝いに……ても良い?」
彼の囁きに応える私の声も甘い。
「……バカ」
最初のコメントを投稿しよう!