四回目の情事

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「好きだ」 彼の息が少し荒くなる。 抱き寄せる手が少し乱暴になり、首筋に強くキスをしながら、何度も私の名前を呼ぶ。 「愛してる」 言葉の雨。その雨の暖かさに心が溶ける。この人ともし恋に堕ちたら、ずっと愛してくれるのだろう。今の境遇が無ければすぐにでも飛び込んでしまいそうだ。
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