五回目の嘘

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バスタオルを巻きシャワーから出ると、彼が部屋着を着てベットに座って待っていた。おいでと言われ、ベットの横に座る。 「石鹸の匂いがする」 首筋を吸われ、クンクンと匂いを嗅がれる。いつもはシャワー禁止のようなものなので、いつもよりは抵抗なくそれを受け入れる。 「今日はどうしたんですか?こんな所で会うなんて。チェックインするのも個人情報とか入力したりするからリスキーですよ」 ちょっと心配だった事もあり、思わず聞くも大丈夫だよ、としか答えない。
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