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まだ…この身体と…千尋さんと繋がっていたい。
千尋さんを、離したくない。
「んんっ…えっ!?ちょっ、と…嘘っ…あっ!」
二度も射精した俺のものが、再び千尋さんの中で勃ち上がり、硬くなっていく。
間隔あけてならまだしも、熱り勃つ俺の欲望は止まらない。
三十路も近い癖に、今日の俺のものは思春期かってくらい、元気だ。
セックスを覚えた頃みたいに……行為に…身体を繋ぎたい相手に…夢中になってる。
「と、十和くんっ…待って!一旦休憩…」
「しません。もう一回したいし、それに…」
千尋さんの男根をゆっくり擦る。
「こっちも出さなきゃ…という訳で…」
千尋さんの左脚を、自分の肩に掛ける。
「ああっ!あっ…んっ!深、いっ!」
千尋さんのいいとこ、ギリギリ掠める感じだけど、この体位もなかなかいい。
もっと千尋さんと繋がっいたいし、もっと俺を感じて欲しい。
ヤバいな…理性も見境も、ぶっ飛んでる俺は、多分……千尋さんを抱き潰してしまうだろう。
でも、欲しい。
もっと…もっと千尋さんの熱を……俺が独占したい。
喘ぎ善がり続け、声が掠れても尚、明け方まで俺は、千尋さんを抱き続けた。
お互い出るものがなくなるまで……
俺の悲しみや、傷ついた胸の痛みを、見事に忘れさせてくれた千尋さん。
その代わり、新たな恋が芽生えるきっかけになった。
この日の千尋さんとの情事が、俺には忘れられない記憶として残った。
そして…俺と千尋さんの攻防が始まったんだ。
仕方ないだろ?
自覚してしまったんだから。
それにさ、逃げられれば逃げられる程、追いたくなるのが男だろ?
必ず…千尋さんを手に入れる。
俺のものに、してみせる!
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