年の差なんて

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僕の名前は山崎太陽、ハタチの大学生だ。 今日もあそこに寄ろうか、そう行きつけの店だ。 僕の家は西武新宿線のK駅が最寄りだ、学校との行き帰りにはいつも利用している、そう今日も。 (あの娘いるかな)そう恐る恐る店のなかを覗いた。ドキドキ。 (いたあっ) そう以前から狙っているあの娘だ。 「こんにちはっ」 そう山崎は話しかける。 「あら、こんにちは今日も来たのね」 そう、その娘は明るく答えた。 「まあね、今日はハロウィンジャンボの連番10枚ください」 「いつもありがとう、3000円になります」 「じゃあ5000円で」 そう言って5000円札を渡す太陽 「はい、おつりの2000円ね、大きく当たりますように」 その娘はまた明るく太陽に接した。 「ありがとう、絶対に高学当選できるよ」 そう言って太陽は店を後にした。
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