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   アキラは直ぐにその話に乗った。  その開発者は元々AIの開発もしていたらしく、  次の日には、アキラの乗る【ライド・ポーン】にAI用の音声プログラムが搭載された。  操縦者をサポートする以外に、AIに必要のない音声プログラム  これはこれで、アキラと開発者の極秘事項となった。  その日からアキラと、AIとの会話のトレーニングが開始された。  『コンニチワ、AIデス。』    「いやいや、名前で、AIです、はないだろ!そうだな・・・お前は・・・   元々マニュアルにはなかったから、マニュアル外で・・がいず、ガイズでどうだ?」  『ガイズ、ワタシノナマエハ、ガイズ。』  「そうだ、お前は、ガイズだ!!」  こうして、アキラの暇つぶしから始まったガイズとの会話は、  いつしか人間のように会話したい願望へと変わって言った。  それは、アキラにとっても、ガイズにとってもだった。
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