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浩也はまた可愛気のない女だと思ったかも
しれない。でも、それでいい。本当は彼と
同じベッドで眠りたいのだと知られたら、
どうしていいかわからなくなる。
あと一日で撮影は終わる。瞳を閉じると
間もなく眠りに落ちた。
翌朝、着信音で黎は目を覚ました。
「はい。」
「おはよう。まだ寝てた?」
浩也だった。
「今起きた。」
「朝食の準備できてるよ。」
「ありがと。顔洗ってから行く。」
黎は起き上がった。
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