第一話 登場

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第一話 登場

君の夢はなんだい? その夢への足掛かりとして願いを一つ叶えてもらうとしたら、君は何を願う? えっ? えっ? なに? なんですか……? あー、いやいや、もうそーゆー反応飽きたから、すんなり受け入れてほしいねん。 まぁわかるよ! いきなりこんなやつ出てきたら、誰やねんってなるわな? 簡単に言うで? 一回しか言わんからな? あれや、まず、わいは、そのーそっちで言うところの、神様みたいなもんやわな。 ほんで、これまたそっちで言うところの魔法みたいなんが使えるっちゅーわけや。 それで、あんさんの願い叶えたろーってそーゆーわけやねん。 どぅーゆーあんだすたん? はい。 いや、こんだけ長々と説明したのに、はいて! 二文字? 省エネやなー! まぁええわ。 なんか聞きたいことあるか? なかったら、早速願い叶えたいねんけど。 急に家の中に現れて聞きたいことって言われても、 聞きたいことが多すぎて……。 ええやん、ええやん、乗ってきたか? なんでも答えるで! 騒いだりされんのはめんどくさいけどな、質問に答えるんは好きやからな! じゃあ早速質問をどうぞ! ……。 あっそうかそうか、すまんすまん気が利きませんで、これは申し訳ない。 ……ドラムロールいるよな? あっ大丈夫です。 じゃあ、あの……なぜ関西弁なのでしょう? 一個目それ? それは別にええがな!あんさん変わってるなぁー!普通もっと、なんで僕のところに来たのー? とか目的はなぁにー? とかちゃうの?
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