僕の密かな願いごと -my secret wish-

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 ※ ※ ※ 「は、はい……どうぞ……」 「おう、サンキュ」  水の入ったグラスを渡すと、伊織くんは一気に全部飲み干した。よほど喉が乾いてたみたいだ。  伊織くんがうちのリビングのソファに座っている。さっきまで僕、ひとりぼっちだったのに。 「なあ、聖人。プレゼントさ、まだ見てねえんだ。開けてみてもいい?」 「えっ? ぼ、僕の目の前で?」  出来れば僕のいないところで見てほしかった。でも僕の戸惑いなんててんで無視。ご機嫌そうに鼻歌まじりで、伊織くんは包装紙を解いていく。僕は恥ずかしくて、ソファに体育座りで顔を隠した。
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