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僕はサンタさんを知らない。毎年、クリスマスの朝、僕の枕元にはいつだってプレゼントはなかったから。
だけど生まれて初めて、サンタさんが僕にプレゼントをくれた。誰にも言わなかったけど、本当に欲しかったもの。それは、伊織くんと過ごす、初めてのクリスマス。
伊織くんがいたら、僕、他に何も要らないんだ。
お願い、伊織くん。
僕をずっとあなたの「特別」でいさせて。
【the end】
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