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おにぎりを食べて、お風呂に入った後、リビングでホットミルクを飲みながら、のんびりテレビを眺めていた。
いつもおじいちゃん、おばあちゃんがいる部屋に僕一人なんて、寂しいような、ちょっと大人になったような、変な感じ。
夜のニュースでは、クリスマス・イブの賑わいを報道している。
「イルミネーション……瑠璃さんと……行ったのかな……伊織くん……」
恋人同士の二人が一緒に過ごすのは当たり前。でもそれが僕はなんだか苦しくて、たまらない。もう何も考えたくないから、寝てしまおう。そう思った時、家のインターホンがけたたましく鳴り響いた。
「だ、誰……？ こんな時間に……」
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