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1.体が破壊されることがない
ためしに針で皮膚を突いてみたところ、全く穴が開かない。どうやっても皮膚に傷がつかない。
おそらく交通事故にあっても、工場用の機械に挟まれても、強力なゴムのような一つの塊として跳ねたりするだけであろう。
どんなに大きな力を加えても、肉体の切断は不可能である。
この世のあらゆる物質は、最小単位を見てみれば「原子」でできているのだが、ちょうど体一つが丸ごと原子一つのようなものである。これ以上の分解は不可能。
ただしそれは、皮膚が金属のように硬い、という意味ではない。
普通の人間のように弾力がある。ただ裂くことができないというだけである。
これでは予防接種の注射を受けることもできないが、後述するようにそもそも病気にかかることがないので必要あるまい。
2.決して病気にならない
ウィルスに感染したり、炎症を起こしたり、悪い食物によって体内組織が侵される、というようなことは一切起こらない。
3.決して歳を取らない
不老不死なのだから、歳を取らないのは当たり前である。
近年、テロメアという遺伝子が「老い」と関わっているという科学的な説明がなされているが、それとは関係ないようである。
肉体が歳を取らないため、脳や身体機能は20歳のまま、ずっと現状維持される。
これは別の意味では成長できないという意味でもあり、たとえば体を鍛えて筋肉の増強を図るとか、そういうこともできない。
脳の質自体も現状維持だが、記憶は蓄積されるし、新しく脳レベルのスキルを身に着けることもできる。
たとえば計算の練習を続ければ、それなりに計算が速くできるようになるし、本をたくさん読めば文章を速く理解することができるようになる。
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