赤毛の女-1

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 一周まわってその疑問にたどりついた彼の頭に、声が投げられた。 「どうした、どこか痛いのか?」  放っておいてくれ。  そう言う気力もなくただじっとしている水の魔法使いの背に、ふれるものがある。  温かい手がそっと背中をなでさする。  どうやら、おせっかいな人間がいたらしい。
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