プロローグ

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あれは1995年の春休みの出来事だった。 当時、小学校に上がりたてであった自分は東京の親戚のマンションに遊びに来ていた。 その夜、親戚の家に泊まることとなったが自分は夜一つ年上の親戚の子と共に目を覚ました。 その原因は外で怪獣が戦っていたからである。 しばらくその戦いを見ていたが、自分も親戚の子もいつの間にか眠ってしまっていた。 次の日、テレビと両親たちが昨日の夜のことについて色々話しているのを聞き、昨夜の出来事は夢ではなかったんだと親戚の子と言っていた。 なんだか分からなかったが、怒られそうな感じがしてその時に二人の秘密ということで口裏を合わせていたのだった。 その事件があってか、しばらくして親戚の家は事件があった場所から少し離れた所に引越ししたと後から両親から聞いた。 それから4年後の夏休み俺は・・・いや俺たちは忘れられない冒険をすることになるとは夢にも思っていなかった。
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