想うがままに

さめぬ夢

起きているあいだに見る夢が

いつか冷めるものなら
やめてしまいなさい

目が覚めても
冷めない思いは

掴むまでは命だって
延ばすことでしょう

それでもなお
夢破れて儚く散るとき

だれが見ていなくとも
自信だけはその瞳に宿して
瞼を閉じる

その人はきっと
だれより誇らしく気高く
美しいはずなのだから