プロローグ

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ここは、日本の音楽式典最高峰の大会。俺の出番は1番最後。今は、俺の前の人の演奏が終わった。 「92番 四宮涙さんお願いします。」 「はい」 俺が、ステージに上がると前の席にいた奴らが話し始めた。 「今年も、王子が優勝かな」 「王子のピアノって、他の人と全然違うもん!音が」 話してる暇あるんだったら、聞いていろよ。 俺は、一礼して椅子に浅く座った。 ペダルの位置を確認した。 曲は、2曲。 『愛のソナタ』と『バッハの幻想曲』 全員、この場から離れられなくしてやる。
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