プロローグ

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「最優秀賞は92番四宮涙君」 「はい」 「凄い!?王子これでこの大会12連覇じゃん!?」 「やっぱ、彼奴に勝てる奴はいないんだな。」 「しょうがないよ。彼奴は音楽の神様に愛されてるから」 表彰が終わり、インタビューが始まった。 「四宮君。12連覇した今の気持ちは?」 「この大会も、だんだんレベルが高くなっており、大変白熱した大会でした。今回は予選から他の方々の演奏のレベルが高く落ちるかもと正直思ってました。12連覇できたのは、大変運が良かった話です。今回は誰が優勝してもおかしくありませんでした。」 「次の大会に向けて一言お願いします」 「次の大会も、僕にできる精一杯の演奏をします。応援の方宜しくお願いします」 「ありがとうございました。お疲れ様でした。」 「お疲れ様でした」 毎度毎度のこの挨拶も習慣になってしまった。 家に帰って、練習したいな……はやく
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