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「俺も 今日1番最後に観覧車乗ろうと思ってた そこで 俺の事好きか聞いて  もし小野寺が好きだって言ってくれたら キスしようと思ってた」 抱きしめられながら耳元でささやかれる 四宮くんに告白されてから 僕は「お願いします」としか言っていない 僕は僕の体に回っている四宮くんの腕で顔を隠すようにおでこをこすりつけ 「すき です」 と言った その瞬間 ギュッと腕の力が強まって「ありがとう」と四宮くんが呟いた 観覧車から降りると四宮くんは僕に手を伸ばしてきた まわりには沢山人がいる 躊躇している僕に四宮くんは ものすごいキラキラな笑顔で「水族館 行こ」と言うから 僕は頷いて 四宮くんの手をとった
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