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しばらく 抱きしめられてから 四宮くんは僕の頬に手を添えて クイッと顔を上げて「もう大丈夫かな」 「行こうか」とまた僕の手を握って歩き出した
「ホントにハンバーガーでいいの? 柴田達に気を使わなくていいんだよ」
昨日ハンバーガーだったことを気にしているのか 四宮くんが優しく聞いてくれる
「気なんて使ってないよ」
そう返事して笑う ホントに気なんて使っていない
実はチャンスだと思っている
僕は〇〇バーガーの ピクルスしか入っていない 1番安いやつが好きなのだ
でも1人でそれだけを買うのが恥ずかしくて 嫌いじゃないけどあまり食べられないポテトや ナゲット 他にいろいろ挟んでいる物など どうしても一緒にタノンデしまう
だから今日は 好きなハンバーガーだけ 四宮くんと一緒に頼めば買えるかなって思ってるんだ
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