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「あらら バイトの子にナンパされちゃったね~」
大きな声で柴田君が言う
「奏目当てだよね~ 奏付き合っている人 いるから無理だよ」
店内に居る人に聞こえるような言い方をされて 女の子のは顔を真っ赤にして「そ、そんな意味じゃないんです」と言いながらカウンターの方へ小走りにかけていった
「まったく 油断も隙もないね 奏モテるから 小野寺も心配でしょ」
あれ? 僕に振られたよ どう答えればいいのかな
心配? モテるから?
えっと こんなにかっこいいんだから 仕方ないんじゃないかな
隣の四宮くんを見上げる
「気にしなくていいよ 食べよっか」
僕が頼んだハンバーガーを目の前に置いてくれて 四宮くんが微笑む
やっぱり仕方ないよ かっこいいもん
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