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「いつも3人でいるのに 今日は僕が一緒にいて大丈夫なんですか?」 「気になるってそれ?」 「うん」と頷いて 僕が一緒で楽しいのかなって思うから 素直に聞いてみた 「全然大丈夫 っていうよりも 俺達もデートだから小野寺が奏の面倒を見てくれて助かってるよ」 柴田君がデートって言った 俺達も? デート? 柴田君と柿原君がデート? ふふふと 柴田君が含み笑いをして 僕に顔を近づけて 「俺達も付き合ってるから  奏が邪魔だったんだよね~」 語尾を伸ばしながら四宮くんを見る 「悪かったな」 四宮くんがバツの悪そうな顔をして柴田君をにらみつける 「そうそう 悪い悪い」と柴田君が笑っていると 柿原君が帰ってきた 柿原君が柴田君の隣に座ると 「俺達 高校の時から付き合ってるから ねぇ」 と柿原君にすり寄る
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