~勇者(堕)~

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嵐「稼ぐにしても、ギルド登録してないから依頼を受けれないですもんね。どうしよ…」 太陽「使い切れない程のお金を持ってる人が、僕の目の前に居るんだけど」 嵐「あ、そっか。俺が貸せば良いのか」 葵「いやいや!後輩から金借りるとか情けねぇ事したくねぇから!」 遥「でも、借りないと生活できませんよ?」 太陽「戦いで死ぬならともかく、お金無くてご飯を食べれずに餓死する方が、問題だと思います」 葵「そ、そうだけど…」 嵐「遥さんは仕方なく借りるみたいですし、遥さんに2人分貸しましょうか?それで、葵さんは遥さんに食べさせてもらうって感じでw」 葵「彼女とはいえ、後輩の女に食わしてもらうとか、その方が情けねぇ(笑)」 遥「という事は?(笑)」 葵「俺もお借りします」 嵐「はいw1週間弱ですし、1人1万もあれば大丈夫ですかね?」 遥「この世界のご飯の相場が分かんない(笑)」 嵐「外食なら、日本のファミレスとかと同じくらいですよ。ギルドなら、もう少し安いくらいです」 遥「それなら大丈夫ね」 嵐「じゃあ、どうぞ」 そう言って、ボックスを開いて、1人1万の合計4万ホルを4人に渡す。 遥、葵「ありがとうございます」 勝也「さ、サンキュ」 彩乃「どうも…」 嵐「返済はギルド登録して稼げるようになって、生活が安定したらで大丈夫なんで」 葵「分かった。なるべく早く返すよ」 遥「稼げるようになったら、ちゃんとお礼するね」 嵐「楽しみにしてますw後はなにかありますか?」 葵「俺は大丈夫だ」 遥「私も」 勝也、彩乃「俺(私)も大丈夫」 嵐「じゃあ、セントに帰りますか。ゲート」 嵐がセントへのゲートを繋ぐと、皆がゲートを通ってセントに。 嵐「あ、太陽」 太陽「んー?」 嵐「ちょっとここのボスの所行って、勇者擬き拾ってくっから、出た所で待ってて。10分もあればそっち行くから」 太陽「分かった」 そう返事をした太陽が、ゲートを通った後、嵐はゲートを閉じて詳細不明のボスの所に行き、少し遅くなったが、騒ぎの事を説明し、太陽が気絶させた勇者擬きをゲートで学園寮に送り、自分もゲートでセントへ。
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