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「でさぁ、真奈ったらハンバーガー落としちゃってぇ」
「ええー、マジでぇ?真奈って川宮君が好きなの?」
「多分ね、あんなに取り乱した真奈を見たの初めてだったし」
教室に入ると、俺の席をクラスメートの女子が、占領していた
「相川、此処俺の席」
「あ、おはよう小村君」
「おはよう、退け」
「まだ先生来ないし、私の席でよければ空いてるから」
「そう言う問題か?それに、お前の席俺の隣だろよ、葛木の後ろに座らなくても話出来るだろ」
「細かい事気にしないの、器が小さいよ小村君」
だから、そう言う事じゃねぇよ
「先生来たぞ」
陽大が、俺の気を察したのか言うと、相川は自分の席に戻った
女って面倒くせぇ、俺は心の中で溜め息をついた
「今日は、転入生を紹介する」
担任の言葉に、教室がざわついた
俺は、入って来た人物を見て、思わず立ち上がってしまった
「何だ?小村、知り合いか?」
担任が、少し驚いたように聞いてくると
「良く知っています。」
そう答えたのは、転入生の少女だった
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