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「エリアスに、お前が孤児院のルイスと同一人物だと教えた」
「……え?」
な、なんて事を言ってくれるんですか! 僕の凌辱バッドエンドがとか、不幸になって殺し合いみたいな……そう焦る僕はそこで奇妙な事に気付いた。
何で二人一緒にいるのだろうと。
少なくとも親友同士での殺し合いはないらしい。
だからそれらは回避できたのだろうか?
ただ引っかかるのは二人の表情だ。
薄く笑っているが、何となくだが……とても怒っているように思える。
そこでエリアスが続けた。
「それで、俺は、お前を好いているオルヴァに、お前が恋人を探そうとしていると教えた」
「な、何でそんな余計な事を……」
それにオルヴァは笑い、
「なるほど、余計、ね。私がルイス、君を好きだと知っていてそういった行動を取ろうとしていたのか」
「あ、う、えっと……オルヴァにも幸せになって欲しいし、ね?」
にこっと僕は誤魔化すように笑ってみた。
けれど僕は冷や汗が出てくる。
僕は今、とても危険な状況にあると本能が告げている。
どうしようと僕が思っているとそこでエリアスが、優しい声で、
「そんなルイスに俺達は選択してもらう事にしたんだ」
「選択? 何を?」
よく分からずに首をかしげて聞く僕にエリアスは更に笑みを深くして、
「ルイスが俺達二人に、素直に自分から足を開いてオナホになるか、それとも凌辱されるか……選べ」
予想外の選択肢に僕は、頭の中が真っ白になる。
けれどそれも一瞬の事。
僕はその場から逃げだそうと立ち上がり、走り出す。
今すぐここから逃げないと、酷い目にあわされる気がする。
だって、オルヴァもエリアスもいつもと違う笑顔で僕を見ている。
だから僕は、全力でこの場から逃げ出そうとした。が、
「うぎゃっ!」
足に付けられた枷の鎖を、それぞれエリアスとオルヴァに踏みつけられて転んでしまう。
しかもそのまま倒れた僕に二人は近づいてきて、オルヴァが、
「では、ルイスは凌辱を選択したという事かな?」
「ち、違う……それに、まさか二人で僕を犯すの?」
「そうだね」
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