ルイス視点

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 二人がかりで犯されると答えを聞き、僕は更に青ざめた。  少なくともこんな結末は知らないし予想していない。  がたがた震えだす僕にエリアスが、 「ルイスが同一人物で、俺の心を知りつつ散々弄んだのを知っているし、オルヴァもルイスが好きなのを知りつつルイスが弄んだと聞いて……生意気だと、手を組むことにしたんだ」 「な、生意気って、僕は二人にもっとも良い選択肢を……」 「そういった押し付けが独りよがりだろう? 今の俺達を見ないで、人を操って……」 「だ、だってそれは、僕の能力を生かせる仕事だし……」 「だったら今度は別の能力を生かせる仕事をルイスはすればいい。こんな風に人の心を操るのではなく、な」  エリアスが微笑む。  一見良い事を言っているように思えるが、嫌な予感がして、僕はオルヴァに助けを求めた。 「オ、オルヴァ、オルヴァは僕の力が必要だよね? だからこんな風に閉じ込めているんだよね?」 「ああ、別にそこまでは必要ない。情報は絶えず収集しているから、それが少し早いくらいか。それに、ルイスにそこまで危険な依頼はさせていないし」 「そ、そんな……」 「だからこの占いに関しては、それほど気にしなくていい」 「で、でも僕は……」 「大人しく、私達に体を差し出す仕事をしていれば良い」  微笑んだオルヴァに僕は、言葉ではどうにもならないと気付いた。  会話を相手が成り立たせる気がない。  二人は僕を犯す事一点に集中していて、何を言っても否定される。  こうなれば魔法を使ってここから逃走するしかないと僕は思って魔法を使おうとするが、 「ま、魔法が使えない?」  驚愕する僕に、オルヴァが楽しそうに笑う。 「それはそうだろう。もともとここは過去に、私の先祖である“静寂と虚無の魔法使い”を一時期閉じ込めていたそうだからね」 「でも、そんな力ある魔法使いを閉じ込めるだけの装置なんて……」 「その更に過去や、その時の“静寂と虚無の魔法使い”を騙して作り上げたものらしい。まあ、大人しくルイスが従順になれば出してあげてもいい」  その答えに僕は、完全にこの二人から僕は逃げられないと悟る。  座り込んだ僕の背後にオルヴァが、正面にはエリアスが来た辺りで僕は涙目になりながら、
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