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暫くするとリビングの扉が開いた。
バスタオルを頭からかぶってパツパツの私のジャージを着た綾目 悠が姿を現した。
「どーでもいいけど、これパツパツ」
女の一人暮らしで男性ものなんて置いてあるわけない。
「すみません。それしか無くて。」
そう言うと私は彼にホットミルクを差し出した。
「お!ホットミルク!ありがとう!俺好きなんだぁー!」
知ってます。
私は心の中で呟いた。
彼の腕の中にある彼の着てきた服に目をやると私は両手を差し出した。
「洗濯一緒にやるので下さい。」
「ん?あー、ありがとう!」
そう言って彼は私に洗濯物を差し出した。
「私も濡れたのでお風呂行ってきます」
そう言って私は彼の濡れた服を抱えてお風呂へ向かった。
彼の服からは彼のいい香りがした。
バスルームに入ると私は彼の服を両腕で抱きしめて。
「この位良いよね」
と、呟いた。
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