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昔よりも、もっとずっと魅力的に笑う。
画面の中では見せない、本物の笑い顔で。
「利和何やってんの?
危ないなぁ。本当、放っとけないよね。
ここは、代々木公園、駅は…一番近いのは、原宿かな?
ねぇ、今どこに住んでるの?
連絡先交換しようよ!」
いつの間にか隣に座り、スマホを取り出した。
「梶本さぁ、芸能人がそんな簡単に連絡先教えちゃっていいのかよ。
ってかさ、これ、新しくするから。」
バキバキに割れたスマホを見せて、立ち上がった。
「これ、ありがとな。
じゃあ、頑張れよ!」
梶本を残して、歩き出した。身体中に痛みを感じるけれど、心配かけたくなくて、無理矢理足を動かした。
「ちょっと、待てって!」
すぐに追い越されて、正面から捕まえられた。
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