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「知らないよー。僕、鹿児島市から出ることあまりないし」
「小学校の総合の時間で郷土のこと学んだりしただろうが。それに、中学くらいの遠足で知覧の特攻基地みたあと、ここも来ただろう?」
「あ、そうだった」
ちなみに、この二人は付き合ってます♪
「李奈、何ニヤーってしてんの?」
そういって私の横腹をつついてきたのは、下水流 海斗(しもづる かいと)。最初はお互いに気づいていなかったけど、私たちは幼い頃よく遊んでいた幼馴染み。詳しくは前巻の「えんげき!~鏡の謎~」を御覧ください♪
「城ヶ崎は何メタっぽいこといってるんだ?」
そう私につっこんできたのは、副部長の東郷 巧(とうごう たくみ)先輩。
「え、なんで私の心読めたんですか!?」
「いや、お前声に出てたし」
「え? ほんと?」
隣にいる海斗に尋ねる。
「ああ、思いっきり」
うわ、ハズカシ!
そんな私を海斗が慰めてくれる。そんな海斗が好き。
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