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~sena Side~
一体コレはどういう事だよ?
次から、次へと聞いてないことだらけじゃんか。
葉月の言葉を交わしながら、俺は靴を履き替えていて、
ふと、目線を上げたら、校長室の前で、笑う彼が目に入った。
一瞬、まだ夢の中なのかと思う程で…。
…何で、雅希さんが、この世界に存在してるんだ?
何て言うか、開いた口が塞がらないとでも、言おうか。
ホントにア然で…。
親父の考えてることが分からなくて、ムカつく。
だって、ここに居るのは、未夢さんの精神なのに、いくら記憶をいじってたとしても、あまり刺激しない方がいいのに…。
何考えてんだよ?
もしも、万が一でも、雅希さんをみて、未夢さんの記憶が葉月に戻れば、余計、混乱するかもしれない。
それだけ、未夢さんにとって雅希さんは大きな存在だったのに。
俺が一番よく知ってる。
「瀬菜!待って!」
ハッとして、葉月の声に振り返ると、いつの間にか数メートル後ろで、葉月が息切れしていた。
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