~hazuki Side~

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…どうしたんだろう。 知り合いなのかな? うちの学校、ごくごく普通だし、芸能人が知り合いなんて、有り得ないか…。 もう一度、視線をテレビに戻す。 あたし達よりは、年上な感じのキレイな人で、長くてキレイな髪…。 あれ? この人って、 今日の夢に出てきた人に似てる? そういえば、唄ってたのも、この歌だったし…。 デジャブ???(笑) 何だか、おかしくて、瀬菜に聞いてもらおうと、もう一度、瀬菜を呼ぼうとする。 「瀬…。」 ?アレ? 何だろう。 調度、あたしの声に気付たのか分からないけど、こっちを向きそうな瀬菜と、周りの風景が、 グラッと歪んだ。 「葉月!!!」 …今まで聞いたことないくらいの大声で、瀬菜があたしを呼んだ。 ってか、初めて、ちゃんと名前呼ばれたかも(笑)
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