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一体何が起こっているの!?
ひどい霧が立ち込めた状態で視界は悪い。
それでもおかしい所は3つある。
1つは、両親がいない事。
2つ目は、この霧の中とは言え、平日の早朝に車の音が全く聞こえない。
3つ目は、霧の中でも明かりがついていればわかるものなのに、全く光っていない事。
何がが起こっているのは、間違いない。
どうしよう…
でも、このままここにいても何もわからないわよね。
学校…一度登校してみよう。
その道中や校内で何かわかるかもしれない!
私は玄関の扉を一度締め、制服に着替える為、二階の自室へ戻ろうとした。
「うわぁーーー!!!」
何っ!!?
お隣から男性の悲鳴にも似た叫び声が聞こえてきた。
「!?
おじさん!!?」
お隣の祐介おじさんの声だ!
私は、玄関から飛び出し、お隣に向かう。
濃い霧が、視界を奪う。
近所でなかったら、迷ってもおかしくなかったが、幸い隣なのでなんとかお隣の玄関前にたどり着いた。
「おじさん!おじさん!!」
ドンドンドンと激しく扉をノックする。
「!冴子ちゃんかい!?
来ちゃダメだ!奴らが中に…」
「おじさん!?奴らって何!?」
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