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おばさんまでもが、ヒップアタックで飛んでくる。
スカートを履いたままなのに何故!?
などと考えている隙はない。
当たれば、コンクリートに打ち付けられ、落としたトマトの様に潰れてしまう。
「プリャァー!!」
私は、おばさんの猛攻をかわしながら、学校近くまで来ていた。
あと、少しで学校だ!!
なんとかして、おばさんをまかな…あれ?
「ハァハァハァ……」
気がつけば、祐介おじさんがいない!
巻けたのかな?
途中十字路があるとは言え、家から学校までは一直線だ。
逃げられる可能性は、かなり低いはず。
追うのをやめた?
まさか…ナワバリがあるとか!?
おばさんもナワバリから離れれば追ってくるのをやめるのかな?
なら、学校に逃げ込めは、もう追ってこない可能性も!
だが、その考えは的外れだった事を知るのに時間はかからなかった。
「プリャァァァァ!!!」
「ひぃー!」
目の前の十字路から、おじさんが現れたのだ。
「プゥリャアァァァァ!!!」
「プゥリャアァァァァ!!」
前からおじさんが後ろからおばさんが、海老反りのヒップアタックを私に向かって放つ。
「ひぃやぁーー!!!」
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