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「じいさんや!
この尻が滝行をじゃましたんじゃ!」
「ほう!邪魔…とな?」
爺さんは、尻を睨みつけます。
そして、外から鉈を持って来て尻に言いました。
「ばあさんの滝行を邪魔するとは、いい度胸じゃ!その尻、真っ二つにしてくれる!」
お爺さんは、鉈を振り上げると尻に向かい振り下ろしました。
「ふははは!どうじゃ!参ったかぁー!
なん…じゃと!」
お爺さんの鉈は、尻のケツ筋により、白刃どりされてしまいました。
「ど!どうしたんじゃ!爺さん。」
「この尻、中々やりおる。
どうじゃろ、ばあさん。
この尻、飼ってみては。
ぽちより役にたちそうじゃぞ?」
「爺さんが面倒みるならよいぞえ?」
「よかろうて、では早速この尻に名前をつけんとな。
尻太郎でよいかの?」
爺さんはこの尻に安直な名前をつけました。
尻太郎は、熊を汚ねぇケツで丸呑みするとものすごい速さで成長し、一瞬で熊と同じ大きさへ成長しました。
「ほむ!では早速狩りのやり直しじゃ!!」
お爺さんと共に森へ入った尻太郎は、再び熊と遭遇します。
「尻太郎!あのクマを倒すんじゃー!」
熊相手に強気な爺さんは、尻太郎に熊退治を命じました。
ですが、尻太郎は襲いかかろうとしません。
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