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「尻太郎!?まさかお前までぽち同様わしを裏切るのかえ?」
プリプリと尻太郎は尻を揺らし、否定している様です。
そして、尻太郎はお爺さんにガスマスクを渡しました。
「尻太郎…。
そうか、おもいっきりやれい!」
お爺さんがガスマスクを装着すると同時に、尻太郎からパスパスパスと言う音が響き渡り出しました。
「やれい!尻太郎!!!」
ブォーっ!!!
お爺さんの掛け声と共に激しい爆音がとどろきました。
「うおっ!?ガスマスクをつけていても、この苦さ!!
臭せぇを通り越しておるぞい!」
森の動物達が、次々と落ちてきます。
熊ももちろんの事、倒れてしまいました。
この日は大収穫でした。
二人暮らしでは1日や2日で食べきれる量ではありません。
お爺さんは、街に動物達を売りさばき、大金をせしめました。
「ヒーッヒッヒ!
おおがねもちじゃ!」
「一生困らんぞい!
尻太郎やありがとうよ!」
プリッ!
ドヤっと言わんばかりに尻は胸をいや、尻をはります。
お爺さんとお婆さん、そして、尻は暫くの間、豪遊三昧を繰り広げました。
ですが、お金とは常にあるものでもなく、不況の影響で、等々資金が尽きてしまいました。
「獲物ももうとれんしのう。」
「もはや、あの尻も邪魔なだけじゃ。
」
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