12人が本棚に入れています
本棚に追加
中学校三年間は俺も部活一筋でやってきた。たまにある俺の試合に初めのうちは沙夜香も付いてきて一生懸命応援してくれた。
しかし、時が経つにつれて徐々にその回数は減っていき、中学を卒業する頃にはその回数はゼロになっていた。
やがて俺は高校に進学し、妹は中学に進学した。
俺は中学の頃から続けていたバスケを高校でも続け、妹は吹奏楽部に入部した。
二人とも部活に追われる日々が続き、やがて二人の関係は急速に疎遠になっていってしまう。
そんな日々が四年間続き、今や俺も大学生といういい年になってしまった。
今でも俺は妹と復縁したいと考えていて、高校生の頃よりかは暇になった時間を使って妹とコミュニケーションを図るも、すでに俺のことは妹の中ではアウトオブ眼中らしい。
話しかけても『忙しい』、『うざい』、『近寄らないで』等の返事ばかりが続き、うまくコミュニケーションも測れない始末。
過去の可愛かった妹とはなんだったのか、と思うほどに冷たくなってしまったのである。
大学に入ってから妹に冷たくあしらわれることが多くなってきて、俺はついに禁断の領域に踏み込んでしまう。
ズバリ、『妹が甘えてくる』という内容の大きなお友達向けゲームの購入だ。
最初のコメントを投稿しよう!