遠くへ逝きたい。

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「わかった、ちょっと待って」 立ち上がって、ジーパンを脱いだ。 ボクサーパンツ一丁になる。俺もシチュエーションに酔ってちょっと反応してる。 指を適当に舐って、ケツの方からゆっくり手を差し入れる。自分で解すことなんてあまりしないから、上手くいくかどうか。 「ハニー、俺がするよ」 彼が動こうとしたのを、空いてる手で彼のを掴んで無理やり静止する。 「だぁめ。今日は俺がやる」 たまには俺が主導権握ってもいいよな。彼のを扱きながら、少しずつ指を抜き差ししていく。中指の第一関節から一本人差し指を増やす。薬指も増やして。 彼にすっかり慣らされている俺の穴は、ちょっと心配になるくらいすんなりと俺の指を飲み込んでいった。 「っ、おいおい、今日は随分サービスしてくれるじゃねぇか」 彼のは口に入りきらないくらい大きくなったけど、まだフルではない。 「新婚旅行だからな」 軽く先端にキスする。それだけなのに、彼のブツは蠢くみたいに跳ね上がる。 「ハニー、最高だ。気持ちがいい」 夜のベッドで言うみたいな、本当に幸せそうなリラックスした口調だった。 根元から先っぽまで丁寧に舐め続け、十分に硬くなるまで育てる。彼はその間、俺の髪を優しく撫で続けた。 「もー、いいかな?」 ちょんちょんと先端をつつく。俺の唾液でだいぶ潤ってる。彼の視線もそこに注がれていた。 「じゃあ」 動こうとした彼をまた制する。 「俺に任せてって」 彼を座らせたまま、パンツを脱ぐ。我ながら何の躊躇いもなく全裸になっていた。
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