遠くへ逝きたい。

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彼が気にするから下の毛は全部処理してるんだけど、脛はそのままだから、なんだか見た目がすごいアンバランス。もともと体毛濃い方じゃないし、だいぶ見慣れたけど。 「おい、ハニー?」 ちょっと戸惑ってる。可愛い。 そのまま彼自慢の太ももに跨った。 「特別サービスだからな?」 おでこに軽くキスして、彼の先端と俺の穴の縁を擦り合わせる。 車内っていう密室感と野外感が、背徳感に混じって興奮を煽る。余計に俺を大胆にさせた。 彼の首に腕を回して、そのままゆっくり腰を下ろした。 「あっ、あ……っ」 思ったけど、今まで自分から入れたことってなかったわ。圧迫感がすごい。いつもより腹の中がいっぱいになる感じがして苦しい。ちょっと失敗したかも。 「っ、ハニー……」 彼はニヤリと笑っている。俺の腰を抱きしめるみたいに支えてくれた。 「ね、気持ちいい?」 なるべく奥まで入れて、ちょっと息を切らしながら聞く。軽いキスを何度か繰り返した後、もちろんさ、と笑った。 「いつもよりキツイな、この体勢は慣れていないからな」 彼が下からゆるく突き上げてくる。そう、大体いつもベッド上で彼が入れやすくて俺も楽な体勢しか取らないから。 「それもまた気持ちがいい。お前の魅力をもう一つ知れたな。俺のためにありがとう、愛してる」 何しても気持ちいいって言うんだろうけど、深い息を吐く感じが、彼の感想が嘘ではないことを証明していた。
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