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虹色の和服を着た男と、舞妓のトップは2人でエンジュシティにいた。
舞妓の名前はアキナという。
彼が
「…“アイツ”がジョウトに帰って来る」
と言うと、アキナが
「久しぶりどすなぁ、あの子と会うのは…。…!おや?お出かけどすか?」
「ああ…。」、「もしや、あの子に会いに?」
「…いや。“スズの塔”に向かう。」
「はあ…あの子に会いに行くんとちゃうんですか…。あの子には会いに行かへんのどすか?」
「今はな…。いずれ、会うべき時に会いに行く。」
と言って虹色の神鳥の姿になって飛んで行く…。
そんな彼を見たアキナは、
「カナデにも、目を向けてほしいどす…。あの子が可哀想すぎどす…。」
と呟いた。
そして、
「あ、今日は確か新婚旅行から帰ってくる日どすね。こうしてはいられないどすえ。」
と言うと、アキナはワカバタウンに戻った。
ここは、コガネシティ。
リニアから降りてきた2人の男女。
女性の方は片足が義足で、車椅子に乗っていた。
男は、そんな彼女の車椅子を押していた。
「大丈夫か?」
と、男は気遣う。
「大丈夫よ。だってカナデが色々してくれたから!」
と言う。
男の名前はカナデという。
「そうか。よし、一度ワカバタウンに行くか。リザードン、ボーマンダ。」
と、カナデが言うと、モンスターボールからリザードンとボーマンダを出して、
「ボーマンダ。ミスズを頼む。」
と言う。
ボーマンダは首を縦に振って、ミスズを自身の背に乗せた。
カナデはリザードンに乗り、
「よし、ワカバタウンに行くぞ。お袋に弟、義妹に顔を出しに行くか。」
と言い、リザードンとボーマンダは空を飛んでいった。
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