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「チンコで擦って欲しいのか?」
「うん・・・いい・・・もっと擦って・・・獅堂さんのおちんちんで・・・もっと・・・」
計算でやっているのかと勘ぐりつつ普段知的で冷静な紅峰の口から出るとは思えない淫らなおねだりを聞くのも獅堂はもちろん大好きだ。
けれどそこで止まってしまう。どうしても紅峰に夢中にはなれない。こいつを心底愛せたら少しは楽になるだろうにと思いつつ、獅堂は加速して動き紅峰の中でドクドクと欲望を吐き出すとそれを受け止めた薄いゴムを抑えながら紅峰から自身を引き抜いた。
「テツ、今おまえも後ろでイッただろ?ピンクの蕾がヒクヒクしてるぜ」
獅堂はそこに指を伸ばしたが、紅峰は身を交わして逃げた。
「テツ?」
「今見えた」
「え、何?誰か来た?」
獅堂が裸のまま窓辺に行こうとすると紅峰は腕を引いて止め、鋭い口調で言った。
「違う、獅堂さんの記憶」
「え・・・俺の・・・何?」
「昨日あの子とやったでしょ。私とやるよりずっと良かったみたいですね」
「え、テツ、何言ってるんだよ・・・」
「チンコの記憶が見えたって言ってるの。天使ちゃんの恋人、マンションに連れ込んでやったでしょ?」
紅峰に睨まれた獅堂は背筋が凍った。怖い。一体どんな風に何処まで見えているのだろうと思うと恐ろしい。
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