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以前、休憩中にスタッフたちに見せてもらった、面白動画のような類いだろうか?
マリネと二人きりで変態じみた会話をさせられるより、よっぽどマシだと思ったモグリは快諾した。
テレビモニターでも見られるとマリネが言うので「それなら大きい画面で観よう」と院長室、すなわちモグリの個室に移動した。
マリネは自分のスマホとテレビモニターを手際よく接続し、その間モグリはお茶を用意した。
準備が完了した二人は、テレビの前のソファに座った。
「それじゃ、スタートっス」
見舞いの品が動画とはマリネ君らしい。
本当は仲間想いの良い子なのかも知れない。
モグリはマリネを見直した。
その直後「マニアックすぎる無修正動画集」が大画面で始まり、モグリは派手にお茶を吹き出した。
病室のドアがノックされて、スルスルと静かに横に開いた。
アザミが声をかける。
「入るぜ、氷動」
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