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下の段には書類関係が、上の段の中央には独特のくぼみが複数ある銀色の棒状の物が置かれていた。
「あった!これがあのタイプの鍵に必要な専用キーだよ!」
カギヤはそれを慎重に手に取った。
「階段の右にある物置と、広い物置のどちらかに合うと思うから、早速……」
その時、部屋のドアが勢いよく開いて照明が点けられた。
「!」
二人が照明のスイッチのあるドアの方を見ると、岩のような筋肉をした大男が氷動たちの退路を塞ぐように立っていたのである。
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