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あの時も、体の中心が熱くなるのを感じたんだっけな……。
「……氷動」
下着とズボンを脱ぎ捨てたアザミは、下半身は黒い靴下だけという姿になった。
そしてベッドのサイドテーブルに用意していたローションを手に取ると、指に纏わりつかせる。
アザミの右手が濃い繁みを下りていき、双丘の合間に太めの中指を押し当てると、そこに潜んでいた襞が物欲しげにひくつき始めた。
つぷぅっ……
中指の第一関節までを蠢く熱い肉の中にゆっくりと飲みこませていくと、
「……ふうっ……んっ」
と、思わず甘い吐息が零れ落ちる。
クプッ……ヌチュッ……クチュッ……
二本に増やされた指をゆるやかに抽挿させるたび、いやらしく濡れた音とベッドの軋む音が混ざり合い耳を犯した。
アザミの全身がじんわり汗ばんでくる。
氷動にされているのだとイメージしながら奥まで指を進めていき、かき混ぜるように動きを変えると、たまらずアザミは左手でシーツを強く握り腰を浮かせた。
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