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「そうだ!もう班長は、新人の氷動くんに会ったんスよね?」
マリネが興味津々と言った感じで、アザミの胸に上半身を乗せて顏を近づける。
「おう」
「どんな子スか?」
するとアザミが楽し気に答えた。
「年齢はオメェより上の25だ。身長は180越え、筋肉も相当引き締まっていそうだな。そしてなにより、信じられねぇほどのクールビューティーなんだ」
「ん~早く会いたいな~!ボク、班長みたいなタイプ大好きだけど、美形にも弱いんスよ~」
と、興奮したようにベッドを揺らす。
「ただ、俺は初対面で嫌われちまったみてぇなんだよ」
「それは気の毒スね」
「だから、オメェも確実に嫌われると思うぜ?」
「ん~同類みたいに言わないでくださいス!」
「同類どころか、オメェの方がひでぇだろ!エロガキ!」
シモネタ界の底辺で、どんぐりの背比べが始まった。
「ガキって!もうボクは二十歳ス!なんなら大人の本気、見せてもいいスよ?」
アザミは、ギョッとした。
「待て!今は休憩っつってるだろ!オメェ班長の命令を」
「ん~ベッドの上では、階級は関係ねぇス!」
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