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そう言って、アザミの大きなモグラさんを両手で包み込むように持つと、マリネは可愛らしい唇と舌で愛撫し始めた。
「……っふぅ……20代ってだけでも体力があり余ってんのに、さらに絶倫なオメェにゃ、この俺でもかなわねぇや」
「ボク、いつもは紳士なんスよ?班長のフェロモンにイカれちゃった責任、取ってくださいス」
「ったく、責任転嫁しやがって」
アザミは苦笑いすると、マリネの髪に大きな手を添えて、観念したように肉付きのよい両脚を開いたのだった。
ようやく満足したマリネが、
「ん~そういえば、カギヤさんたち、もう任務完了したんスかね」
と、思い出したように聞く。
「……時間からすればもうとっくに終わって、飯でも食ってんじゃねぇか?」
体中のキスマークの数を倍以上増やされたアザミが、珊瑚をイメージした置き時計を眺めながら、けだるげに答えた。
二人とも「今日は氷動の初仕事で、彼とカギヤが閉店中のゲームショップを調べに行った」ということは知っている。
茶色いレンガのショッピングモールにて、屋多野組の黒沼から情報を聞き出したアザミが深い眠りから覚めると、片岡警視長から連絡が入っていた。
班長であるアザミは、そうやって常に班全員の任務の進行状況を把握をしている。
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